2学期が始まって1ヶ月、10月に入った北フランスは朝晩随分寒くなってきました。この日、プレイクラブはみんなで、トゥッサンのバカンスの間にする運動会の飾り作り。手際よく紙で輪っかを作っていくお兄ちゃんとお姉ちゃんに対して、「自分で〜」とは口ばかりで、なかなか進まないおチビさんも^ ^つなげるところを間違って枝分かれしたり、いろいろあるけど、お母さんたちの手も借りて、最後にはみんなをぐるぐる巻けるぐらいの長さになりました。一方、大きなお兄さんお姉さんは運動会の作戦会議。5年生の国語では、「明日をつくるわたしたち」という、みんなで話し合って、提案書を書く単元があります。
まず、寺子屋とプレイクラブをよりよくするために、どんなことが提案したいかということを各自考えてきてもらい、話し合いでしぼっていきました。その中でもタイムリーなのが、運動会の種目を一つを、準備から実行まで5年生でオーガナイズすることでした。5年生として是非やりたい種目は玉入れとアメくい競争。選んだ理由は、プレイクラブの小さな子達でも楽しめるから(玉入れ)、パン食い競争は何度もやったから、少し違うことをやるとみんな楽しいと思うから(アメくい競争)。次に、どんな準備が必要か、必要な道具、自分たちでできることか、大人に頼まなければいけないことがあるかを書き出して、来週清書したものをみんなに提案します。
時間や準備の関係で、大人でささっとオーガナイズしてしまう部分が今まで多かったけれど、こうやって子どもの中から「自分たちでやりたい」という気持ちが出てくるのは、嬉しいです。小さい子も含めてみんなで楽しめることを考えている点や、掃除も自分たちですると言った点にも、成長を感じました。9月からフランスで中学生になっている5年生、大人に一歩近づいた気がします。